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工作機械の19年輸出、フェアフレンドは5%減予想【図】


ニュース 機械 作成日:2019年2月27日_記事番号:T00082212

工作機械の19年輸出、フェアフレンドは5%減予想【図】

 工作機械大手、友嘉集団(フェアフレンドグループ、FFG)の朱志洋総裁はこのほど、今年の工作機械輸出について、米中間で貿易交渉が合意に達すれば下半期は前年比で小幅な成長が見込めるとしつつ、上半期の中国向け輸出の大幅な減少が響き、通年では5%のマイナス成長となるとの予測を示した。27日付工商時報などが報じた。

 朱総裁は、米中間の交渉に大きな進展が見られたとの情報が伝えられていることに関して、両国の指導者が3月に合意に署名することができれば、台湾、中国および世界の工作機械産業にとって間違いなく良い影響を及ぼし、市況の好転が第2四半期に前倒しされる可能性があると語った。

 また工作機械部品大手、上銀科技(ハイウィン・テクノロジーズ)の卓永財董事長も現状について「貿易戦争がこれ以上悪化することはない」との見方を示し、米中交渉が合意に達すれば台湾、アジア、世界経済にプラスとなると述べた。その上で「台湾は世界にグローバルなマーケティングを展開すべきだが、それは大陸(中国)を捨てるという意味ではなく、両岸(中台)で密接に協力しなければならない」と指摘。世界の企業、および中国企業と関係を持つことは衝突しないと強調した。