ニュース 政治 作成日:2019年2月27日_記事番号:T00082227
中国国務院台湾事務弁公室(国台弁)の王在希元副主任は24日、台湾で国民党が長年主張してきた「一中各表(一つの中国、それぞれの主張)」という路線は、「1992年の共通認識(92共識)」には当たらないとする解釈を表明した。27日付自由時報が伝えた。
中国の全国台湾研究会副会長を務める王元副主任は、習近平総書記(国家主席)の重要演説に関する学習座談会で、「習総書記が1月2日の演説で、92共識について新しい明確な解釈を示した」とした上で、「国民党は長年、92共識を『一中各表』と解釈し、92共識本来の意味をねじ曲げている」と批判した。
王元副主任は「一つの中国にだけ賛同し、統一を目指さないというのでは、真の92共識ではない」と断じた。
国民党や馬英九前総統はこれまで、92共識について、「一中各表」という基本姿勢を守ってきたが、王元副主任の発言は国民党の立場を真っ向から否定したものだ。
王元副主任は「習総書記の演説には新味があり、全体的に統一への足音がますます近づいている」とし、演説の核心は「統一」という2文字だと主張した。
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