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広達のOLPC出荷、下半期は減少へ


ニュース 電子 作成日:2008年6月18日_記事番号:T00008224

広達のOLPC出荷、下半期は減少へ

 
 広達電脳(クアンタ・コンピュータ)は、米マサチューセッツ工科大学(MIT)が推進するOLPCプロジェクト用として受託生産を行っている低価格パソコン(PC)「XO」について、上半期は100万台近い出荷台数が見込めるが、大手各社の同市場への参入によって下半期は出荷台数が減少するとみているようだ。17日付工商時報が報じた。

 「XO」は昨年10月に出荷を開始、年末までの出荷台数は30万台を記録した。しかし今年第2四半期に入り、ヒューレット・パッカード(HP)、宏碁(エイサー)などの大手ブランドが相次いで低価格PCを発表してからは、現在の出荷台数は7万~8万台まで減少したという。これは、今年これまでの月平均の約半分の水準だ。

 「XO」は、MITの非営利団体(OLPC)が「世界の子供に1人1台のパソコン普及」を目指し発案したもの。広達によると、現在新たにOLPCプロジェクト用の新機種の開発に当たっている。OLPCは、次世代の「XO2」は2010年に発表する予定で、販売価格は現在の185米ドル以下に抑え、OSにリナックスのほか、ウインドウズも採用する可能性があるとしている。