ニュース 政治 作成日:2019年3月4日_記事番号:T00082247
世界保健機関(WHO)が2月21日に北京市で開催したインフルエンザワクチン株の選定会議について、台湾に招待状が届いたのが会議当日だったため出席できなかったことに対し、衛生福利部(衛福部)は3日、北京での開催という事情を考慮し、故意に招待を遅らせた可能性があるとの見方を示した。外交部はWHOに抗議を行い、強い不満を表明した。4日付蘋果日報が報じた。
衛福部関係者によると、WHOは毎年、北半球、南半球向けインフルエンザワクチン株の選定会議を開催しており、台湾も2014年以降、全ての会議に衛福部疾病管制署(CDC)関係者または感染症の専門家を傍聴のために派遣してきた。しかし先月21日午前9時に北京で始まった会議に対し、台湾に招待状が届いたのは物理的に出席が不可能な当日の午前1時だった。
これについて外交部は、WHOが台湾からの会議出席申請を中国側に通知したことが招待の遅れにつながったと指摘し、「WHOは政治的理由でわが国を排除し、台湾人民の健康に関する権利と人権に深刻な損害を与えただけでなく、世界の防疫ネットワークに抜け穴を作り、人類の健康に危険を及ぼした」と批判。専門的な立場に立ち、政治的圧力に抵抗するよう呼び掛けた。
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