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Atom供給不足、低価格パソコンの発売に遅れ


ニュース 電子 作成日:2008年6月18日_記事番号:T00008226

Atom供給不足、低価格パソコンの発売に遅れ

 
 華碩電脳(ASUS)の「Eee PC」が人気を集め、宏碁(エイサー)、微星科技(マイクロスター・インターナショナル)、デル、技嘉科技(ギガバイト・テクノロジー)、清華同方などが相次いで低価格ノート型パソコン(ノートPC)への参入を表明したが、米インテルのマイクロプロセッサーAtom(アトム)の供給不足で、各社の低価格パソコン発売が遅れている。18日付電子時報が伝えた。

 各社は先ごろ開かれた台北国際電脳展(コンピュテックス)で低価格パソコンを発表したが、本格的な出荷を行える状況にはない。このうち、エイサーがEee PCに対抗して投入する「アスパイア・ワン」の出荷も7月以降にずれ込む見通しだ。新製品「ウインドNB」を投入する微星科技も同様の理由から発売時期を遅らせ、今月27日に数量限定で販売を開始する計画だ。デルの発売時期は7月になるとみられる。

 Atomの供給不足が解消されるのは9月ごろになる見通しで、低価格PC商戦の本格化は秋以降にずれ込みそうだ。各社の出遅れを受け、華碩の1~3月期のノートPC出荷シェアは47%に達し、独壇場となっている。