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ハイウィン、日本事業5割成長へ


ニュース 機械 作成日:2019年3月5日_記事番号:T00082265

ハイウィン、日本事業5割成長へ

 工作機械部品大手、上銀科技(ハイウィン・テクノロジーズ)の卓永財董事長は4日、日本の半導体大手メーカーと4月に提携交渉を行うと明かした。今後2カ月で半導体や3C(コンピューター、通信、家電)メーカー7~8社との契約を予定しており、今年の日本事業は前年比50%以上の成長を見込む。昨年は80億円余りだった。5日付工商時報などが報じた。

/date/2019/03/05/05hiwin_2.jpg卓董事長は、台湾の工作機械輸出は米中貿易戦争の影響を受けているが、今年3~4月が景気の底で、早ければ5月より回復に向かうとの予測を示した(4日=中央社)

 7~8社との契約では、ハイウィンがボールねじ、リニアガイド、単軸ロボットを供給する。傘下の大銀微系統(ハイウィン・マイクロシステム)はダイレクトドライブモーター(DDモーター)やリニアモーターを供給する。第5世代移動通信(5G)関連製品のメーカーや、トヨタ自動車のタイ工場の設備向けにも採用された。最近、モーターの全モジュール化のテストを開始したことも、日本事業の成長につながる見通しだ。

 同社は第2四半期末~第3四半期初めにも、自社開発IC搭載のスマートボールねじを欧州向けに販売する。メルセデス・ベンツの生産ラインの設備に使われる予定だ。