ワイズコンサルティング・グループ

HOME サービス紹介 コラム グループ概要 採用情報 お問い合わせ 日本人にPR

コンサルティング リサーチ セミナー 経済ニュース 労務顧問 IT 飲食店情報

南亜科技2月売上高、過去2年7カ月で最低


ニュース 電子 作成日:2019年3月6日_記事番号:T00082283

南亜科技2月売上高、過去2年7カ月で最低

 DRAM最大手、南亜科技(ナンヤ・テクノロジー)が5日発表した2月連結売上高は、前月比20.3%減、前年同月比42.7%減の33億9,500万台湾元(約123億円)で、過去2年7カ月で最低だった。DRAM市場は供給過剰で、価格下落が深刻だ。6日付工商時報などが報じた。

 同社の1~2月連結売上高は、前年同期比36.6%減の76億5,300万元だった。

 同社によると、2月は春節(旧正月、2019年は2月5日)連休による稼働日減少に加え、米中貿易戦争、インテルの中央演算処理装置(CPU)供給不足の影響を受け、ビット販売量は前月比約15%減少、平均販売単価は約5%下落した。第1四半期のビット販売量は、前期比約10%減少する見込みだ。

 市場調査会社、集邦科技(トレンドフォース)傘下のDRAMエクスチェンジによると、第1四半期のDRAM価格の前期比下落幅は約30%と、従来予測の25%を上回り、2011年以降で最大となる見通しだ。インテル製CPUの供給不足が続く中、パソコンの組み立てメーカーがDRAM在庫を消化できておらず、DRAMは値下げしても需要を喚起できない状況だ。