ニュース 政治 作成日:2019年3月6日_記事番号:T00082300
中国の李克強首相は5日、第13期全国人民代表大会(全人代、国会に相当)の第2回会議で政府活動報告を行い、それに合わせて中国の今年の軍事費は前年比7.5%増の1兆1,898億7,600万人民元(約19兆8,000億円)であることが明らかとなった。これに対し、台湾の今年の国防予算は3,404億8,000万台湾元(約1兆2,000億円)で、中国の国防予算は台湾の約16倍に達する計算だ。新華社電などを基に6日付自由時報が報じた。
中国の軍事費は2017年から3年連続で1兆元を超えた。中国は今年の経済成長率を6~6.5%と予想しており、軍事費の伸びは経済成長率をやや上回る水準に設定された。
李首相は政府活動報告で軍事費には直接言及しなかったが、「中国は党の軍隊に対する絶対的指導という根本原則と制度を堅持し、中央軍事委員会主席による責任性を全面的に徹底して貫徹する」とした上で、「国防科学技術の創新の歩調を速める」と指摘した。軍事強化を図る習近平政権の路線を反映したもので、台湾との軍事力のアンバランスはさらに拡大しそうだ。
台湾のコンサルティングファーム初のISO27001(情報セキュリティ管理の国際資格)を取得しております。情報を扱うサービスだからこそ、お客様の大切な情報を高い情報管理手法に則りお預かりいたします。
ワイズコンサルティンググループ
威志企管顧問股份有限公司
Y's consulting.co.,ltd
中華民国台北市中正区襄陽路9号8F
TEL:+886-2-2381-9711
FAX:+886-2-2381-9722