ニュース その他分野 作成日:2019年3月6日_記事番号:T00082302
科技部が5日発表した新竹科学工業園区(竹科)、中部科学工業園区(中科)、南部科学工業園区(南科)の三大科学園区に進出する企業の2018年合計売上高は前年比5.47%増の2兆5,960億台湾元(約9兆4,000億円)で、過去最高を更新した。人工知能(AI)やモノのインターネット(IoT)で半導体需要が旺盛だった。6日付工商時報が報じた。
陳科技部長(左2)は、台商(海外で事業展開する台湾系企業)28社が科学園区へのUターン投資を検討していると明かした(科技部リリースより)
各科学園区の18年売上高は、▽竹科、1兆755億1,400万元(前年比5.56%増)▽中科、7,248億8,200万元(28.56%増)▽南科、7,956億4,200万元(9.46%減)──だった。南科の売上高減少は、台湾積体電路製造(TSMC)など半導体メーカーが中科に製造の重心を移したためだ。
業種別では、半導体が1兆7,919億元で前年比10.14%増加、精密機械は1,221億元で8.79%増だった。一方、液晶パネルなど光電は5,500億元と、8.53%減少した。科技部は、パネル市場の供給過剰などが要因と指摘した。
三大科学園区の昨年の輸出額は前年比3.3%増の1兆7,250億元、就業者数は27万5,761人で、いずれも過去最高だった。
陳良基科技部長は三大科学園区の今年の売上高について、2兆7,000億元で前年比1.5~2%増にとどまるとの予測を示した。米中貿易戦争など不確定要素が多いと指摘した。
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