ニュース 電子 作成日:2019年3月7日_記事番号:T00082312
市場調査会社IHSマークイットの予測によると、第1四半期の大型パネル供給は需要を17.2%上回るが、価格下落で需要が喚起され、第2四半期は14.8%、第3四半期は8.2%とその差が縮まり、需給逼迫(ひっぱく)に向かう見通しだ。第3四半期にパネル需要は5,700万平方メートルと、前年同期を10%上回り、パネル価格が反転上昇する可能性がある。7日付工商時報が報じた。
IHSマークイットは、中国でのパネル工場稼働が相次ぐ中、台湾や韓国メーカーは増産に慎重で、液晶パネル生産能力は徐々に縮小すると予測した。液晶パネル生産ラインの有機EL(OLED)パネルへの切り替えや、投資計画の縮小、延期もある。
大型パネルは第10.5世代、第8.6世代工場の相次ぐ稼働で、需要を上回るペースで生産能力が拡大しており、価格は過去最低水準まで落ち込んでいる。
大型パネル価格は2017年下半期より下落し始め、下落幅は18年第4四半期に2.7%、今年第1四半期には5.4%に拡大している。中小型パネル価格も続落している。
パネル業界全体の第1四半期の生産能力利用率は84%と、前年同期より3.5%下落し、16年第1四半期以降で最低となっている。
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