ニュース 商業・サービス 作成日:2019年3月7日_記事番号:T00082323
台湾糖業(台糖)は、傘下の量販店5店舗が慢性赤字に苦しんでいることから、店舗を業界大手のカルフール(家楽福)に転貸する計画だ。7日付工商時報が伝えた。
台糖の楊旭麟副総経理が6日、立法院経済委員会で認めたもので、量販店のほか、スーパーマーケット(台糖超市)やショッピングセンターも一括処理する意向だという。
現在はカルフールのフランス本社の同意を待っている段階で、早ければ4月、遅くとも6月までには正式に決定される運びだという。カルフールは店舗だけを引き継ぎ、従業員や設備を引き継ぐことには難色を示しているとされる。
台糖の量販店事業部は2000年10月に発足し、01年に高雄に1号店を出店した後、これまでに台中、北港(雲林県)、台南、屏東と合わせ計5店舗を展開している。しかし、事業が黒字転換したことはなく、昨年は3億台湾元(約11億円)の赤字を計上した。
立法院では、台糖の量販店事業が大幅な赤字となっているにもかかわらず、同社董事長の春節ボーナスが125万元に達し、台湾中油(CPC)や台湾電力(台電、TPC)などを上回っていることが批判を浴びた。
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