ニュース 電子 作成日:2019年3月8日_記事番号:T00082336
日本の半導体大手、ルネサスエレクトロニクスは7日、前工程工場で最大2カ月、後工程工場で数週間の生産停止を検討していると発表した。生産調整によって需要変動に対応し、過剰な在庫を抑えるという。業界では、ルネサスは外部への生産委託率を引き上げるとみられることから、中長期的にはファウンドリーの台湾積体電路製造(TSMC)、半導体パッケージング・テスティング(封止・検査)の日月光投資控股(ASEテクノロジー・ホールディング、ASEH)と京元電子(KYEC)の受注が拡大すると予想されている。8日付工商時報などが報じた。
日本経済新聞の報道によると、ルネサスは日本の前工程6工場で最大2カ月、後工程3工場と海外4工場で数週間、操業を止める方針とされる。
ルネサスの日本の前工程6工場は6、8インチウエハー生産ラインが中心で、12インチウエハー生産ラインは茨城県の那珂工場に1本あるのみだ。日本での生産コストが高い上、自動車向け半導体は先進運転支援システム(ADAS)や自動運転車向けなど先端の製造プロセスを必要とする製品の需要が増えているため、TSMCへの生産委託を拡大するとみられている。
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