ニュース 農林水産 作成日:2019年3月8日_記事番号:T00082354
行政院農業委員会動植物防疫検疫局(農委会防検局)は7日、豚の伝染病「アフリカ豚コレラ」が発生している中国やベトナムから周辺の東南アジア諸国への感染リスクを考慮して、タイ国内発・台湾行きの航空便の旅客が機内に持ち込んだ手荷物に対し、今月中に100%検査を開始すると表明した。これにより、桃園国際空港では検査対象となる便が全体の60%に達する見通しだ。8日付中国時報が報じた。
アフリカ豚コレラが検出された肉製品。中国からの肉製品に対する検出率は上昇し続けており、2月は8%に達した(8日=中央社)
ベトナムで2月19日にアフリカ豚コレラ感染が初めて確認されたことを受け、台湾は直ちに同国を感染リスクが高い国に認定し、同国からの豚肉製品初回持ち込みに対する罰金を20万台湾元(約72万円)に引き上げた他、同国と国境を接するラオス、カンボジア、および周辺のミャンマーから台湾への直航便についても100%手荷物検査を実施している。
農委会の黄金城副主任委員は、東南アジア諸国では動物の管理が徹底されておらず、かつ陸続きであることから、地域全体に感染が広がる可能性もあると指摘。タイと台湾を結ぶ航空便は便数が多いことを考慮し、検査の強化を決めたと説明した。
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