ニュース 電子 作成日:2019年3月11日_記事番号:T00082360
ファウンドリー世界最大手、台湾積体電路製造(TSMC)が8日発表した2月連結売上高は、前月比22%減、前年同月比5.8%減の608億8,900万台湾元(約2,190億円)で、過去1年10カ月で最低を記録した。化学材料の品質不良による製造トラブル、およびスマートフォン生産チェーンでチップの在庫消化が続いていることが要因だ。なお、1~2月累計では前年同期比3.7%減の1,389億8,300万元だった。9日付工商時報が報じた。
1月に南部科学工業園区(南科)12インチウエハー工場「Fab14B」で起きた、フォトレジスト液の品質不良による12、16ナノメートル製造プロセス製品での歩留まり悪化問題について、同社は顧客との協議を進め、第2四半期に影響を受けた製品の大部分を出荷する予定となっている。
同社は先ごろ、第1四半期の米ドル換算の売上高見通しを、従来予測の73億~74億米ドルから70億~71億米ドルへと、約4%下方修正した。ただ証券会社は、例年の需要期となる第3四半期にはアップルの次世代プロセッサー「A13」やクアルコム、深圳市海思半導体(ハイシリコン・テクノロジーズ)向け7ナノ製品の出荷が始まり、昨年同期と同水準まで回復すると予測している。
TSMCの劉徳音(マーク・リュウ)董事長(右4)は、台湾大学で開かれた合同採用説明会で、若い世代のイノベーション力に期待感を示した(9日=中央社)
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