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AUO2月減収、パネル価格下落で


ニュース 電子 作成日:2019年3月11日_記事番号:T00082362

AUO2月減収、パネル価格下落で

 液晶パネル大手、友達光電(AUO)が8日発表した2月連結売上高は前月比3.5%減、前年同月比8.4%減の207億8,300万台湾元(約750億円)で、過去3年で最も低かった。春節(旧正月、2019年は2月5日)連休の他、パネル価格の下落が響いた。1~2月連結売上高は423億1,600万元で前年同期比13.4%減だった。9日付工商時報が報じた。

 AUOの2月の大型パネル出荷枚数は813万枚で前月比0.9%増加した。中小型パネルは681万枚で13.6%減少した。

 群創光電(イノラックス)の2月連結売上高は181億4,200万元で前月比14.5%減、前年同月比0.3%増だった。大型パネル出荷枚数は831万枚で前月比17.8%減、中小型パネルは1,734万枚で9.5%減だった。

 中国の市場調査会社、北京群智営銷諮詢(シグマインテル)は、55インチ以上の大型テレビ用パネル価格は、新工場稼働などで供給過剰が続き、3月も下落すると予想。一方、3月の32インチ、40インチ、43インチのテレビ用パネル価格は1米ドル上昇し、パネルメーカーの3月売上高は大幅に増加すると予測した。

中華映管、95%減収

 中小型パネルメーカー、瀚宇彩晶(ハンスター・ディスプレイ)は、2月連結売上高が8億8,100万元で前月比25%減、前年同月比22.5%減だった。大型パネルや自社製品向け出荷枚数は4万9,000枚で前月比29%減、中小型パネルは3,219万枚で12%減だった。

 経営再建を目指している中小型パネルメーカー、中華映管(CPT)は、2月連結売上高が1億300万元で前月比40.9%減、前年同月比95%減だった。大型パネル出荷枚数は1万枚に届かず、前月比98.9%減、中小型パネルは92万枚で67.1%減だった。