ニュース 電子 作成日:2019年3月11日_記事番号:T00082363
液晶パネル用偏光板メーカー、誠美材料科技(CMMT、旧奇美材料科技)の何昭陽董事長は、中国子会社の昆山奇美材料が値上げしたことを明かした。市場観測によると、顧客の中国のパネルメーカーに対し、5~10%値上げしたもようだ。第2四半期に供給がさらに逼迫(ひっぱく)すれば、全面値上げとなる可能性もある。11日付工商時報が報じた。
何董事長は、昆山奇美材料の値上げは事実と認めた。誠美材料と深圳市盛波光電科技に一部の生産を委託して、昆山奇美材料は50インチや58インチなど大型パネル用製品に集中している。大型テレビ向けの偏光板は単価が高く、粗利益率も高い。
昆山奇美材料は現在、幅1.5メートルの生産ライン1本しか保有しておらず、続いて幅2.5メートルの生産ラインを設置する計画だ。今年6~7月に試験生産を行い、第4四半期に量産する予定。
パネルの大型化が偏光板の増産を上回るペースのため、偏光板は昨年下半期より供給不足に陥っている。IHSマークイットは、偏光板の供給不足は2022年まで続くと予測した。
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