ワイズコンサルティング・グループ

HOME サービス紹介 コラム グループ概要 採用情報 お問い合わせ 日本人にPR

コンサルティング リサーチ セミナー 経済ニュース 労務顧問 IT 飲食店情報

ジャイアント、台湾Uターン投資に認可


ニュース その他製造 作成日:2019年3月11日_記事番号:T00082373

ジャイアント、台湾Uターン投資に認可

 経済部投資台湾事務所(インベスト台湾)は8日開いた台商(海外で事業展開する台湾系企業)のUターン投資を促進する「歓迎台商回台投資行動方案」の会議で、自転車世界最大手、巨大機械工業(ジャイアント・マニュファクチャリング)の投資案件を認可した。投資額は50億台湾元(約180億円)で、290人分の雇用創出効果が見込まれる。9日付経済日報が伝えた。

 ジャイアントは世界8カ所に生産拠点を持つが、米中貿易戦争や欧州連合(EU)による反ダンピング関税を回避するため、台湾への回帰投資を決めた。大甲工場(台中市)のスマート化生産ラインなど生産自動化の拡大で、生産台数増加や品質向上を図る。

 これまでに審査を通過したのは、ジャイアントの他、▽智邦科技(アクトン・テクノロジー)▽慶豊富実業▽広達電脳(クアンタ・コンピューター)▽南六企業▽崴立機電(WELEメカトロニック)▽宇隆科技(TURVOインターナショナル)▽亜旭電脳(アスキー・コンピューター)▽迅得機械(シムテック・オートメーション・アジア、SAA)▽銓宝工業(チャムパワー・マシナリー)▽康普材料科技(コアマックス)▽台燿科技(台湾ユニオンテクノロジー、TUC)▽未上場の1社──の計13社。投資額は合計で374億元で、4,200人分の雇用創出が見込まれる。

 経済部によると、さらに10社に対する審査が進行中で、30社以上が申請を検討しているという。