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台南市の立法委員補選、韓流効果で国民党に勢い


ニュース 政治 作成日:2019年3月11日_記事番号:T00082382

台南市の立法委員補選、韓流効果で国民党に勢い

 16日に行われる台南市第2選挙区の立法委員補欠選挙は、野党国民党の候補者が韓国瑜高雄市長の人気にあやかって勢いを増しており、独立派支持者が多い「深緑」選挙区で与党民進党が敗れる可能性も指摘されている。10日付聯合報などが伝えた。

/date/2019/03/11/17tainan_2.jpg韓市長(前左)が応援に駆け付けたことで、集会には大勢の支持者が集まった(9日=中央社)

 同選挙区の補選は、昨年の統一地方選で台南市長に当選した黄偉哲氏(民進党)が立法委員を辞職したのに伴い行われる。

 国民党から出馬しているのは台南市議会議員の謝龍介氏だ。同選挙区は農業・漁業従事者が多い中、農水産物の中国への輸出拡大策などを訴えており、韓高雄市長が統一地方選で成功した地元経済の活性化を政見の柱に据える手法で、民進党に失望感を抱く有権者の支持を広げている。謝氏が当選すれば、国民党は来年の総統・立法委員選挙に向けて弾みをつけることができる。

 与党民進党からは、元台南市議会議員で労働部政務次長も務めた郭国文氏が出馬している。世論調査では優勢が伝えられているものの、謝氏の追い上げに加え、1月に民進党から離党した陳筱諭氏が無所属候補として出馬しているため、民進党支持票が分散され、謝氏に敗れる可能性もある。