ワイズコンサルティング・グループ

HOME サービス紹介 コラム グループ概要 採用情報 お問い合わせ 日本人にPR

コンサルティング リサーチ セミナー 経済ニュース 労務顧問 IT 飲食店情報

ワトソンズのネットストア、商品不正入手の元従業員摘発


ニュース 商業・サービス 作成日:2019年3月12日_記事番号:T00082402

ワトソンズのネットストア、商品不正入手の元従業員摘発

 香港発のドラッグストアチェーン大手、屈臣氏(ワトソンズ)の元従業員男性(27)とその友人女性(36)が、同チェーンが試験公開したインターネットストアアプリのシステムエラーを利用し、無料で商品を入手したとして詐欺罪で摘発された。2人は昨年12月ごろの6日間で1万1,500点以上、約1,500万台湾元(約5,400万円)相当の商品を注文、うち約3,700点が既に出荷されており、損失は298万元に上るとみられる。12日付聯合報が報じた。

/date/2019/03/12/11watsons_2.jpg押収された商品。2カ所から127種類、2,300点余りが発見された(11日=中央社)

 警察によると、犯行に利用されたアプリはワトソンズが社内向けに試験公開していたもので、一般ユーザーは使用できなかったことから、同社の従業員が関わっている疑惑が浮上した。

 調査の結果、2年前に離職した倉庫係の男性と、友人で化粧品のネットオークション事業に従事する女性が、同アプリの決済システムのエラーを利用して大量の商品を無料で注文し、ネット上で転売していたことが判明した。

 高級掃除機を一度に数十台注文するなど、一部の異常な発注については出荷が一時的に止められたが、化粧品や洗顔料などは既に出荷された後で、警察が新北市板橋区の2人の住居2カ所を捜索したところ、小規模店舗のような状態となっていた。