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韓国瑜氏への総統選出馬要請、国民党主席が可能性を明言


ニュース 政治 作成日:2019年3月13日_記事番号:T00082435

韓国瑜氏への総統選出馬要請、国民党主席が可能性を明言

 国民党の呉敦義主席は12日、来年の総統選に向けた党内予備選挙で、韓国瑜高雄市長に出馬を要請する可能性は1万分の1でも完全には排除しないと表明した。呉主席が韓市長への出馬要請の可能性を明言したのは初めてだ。13日付蘋果日報が報じた。

/date/2019/03/13/17kmt_2.jpg呉主席。実績がまだなくても、最も選挙に勝てそうな政治家に注目するのは当然だろう(中央社)

 呉主席はさらに、党内予備選で公認候補が決まった後で出馬を要請することはないと述べ、公認候補をすげ替える可能性を否定した。

 呉主席は、現在ある人物に注目しており、ある人物が世論調査でリードしているとしても、国民党が切り札を出せば必ず勝てるのであれば、政権を奪還するためにこの切り札を出すのは当然だと述べた。総統選に出馬する可能性がある柯文哲台北市長と、現時点で柯市長に勝てる可能性が最も高い韓市長を意識した発言とみられる。

 ただ、韓市長は先週6日、「現時点で個人的には完全に考慮の範囲内にない」として総統選への出馬を初めて明確に否定し、11日には市長の任期4年を全うすると述べ、党内予備選に参加しないと表明している。

 なお既に出馬表明している朱立倫元主席(前新北市長)は12日、党中央がある人物に出馬を要請する場合、自身が4月か5月に党内予備選で候補者登録を行う前にしてもらえればありがたいと述べた。同じく出馬表明している王金平前立法院長はノーコメントだった。