ニュース 商業・サービス 作成日:2019年3月14日_記事番号:T00082453
市場観測によると、中国のインターネットサービス大手、騰訊控股(テンセント・ホールディングス)が5月に台湾向けに動画配信サービス「騰訊視頻」を開始する他、中国動画サイトの「優酷」も年内に台湾向けの配信を開始するもようだ。来年の総統選を前に中国共産党や軍の意向を受けて情報工作を行う懸念が指摘されており、国家通訊伝播委員会(NCC)はあす15日に関連部会(省庁)を集めて協議を行う。14日付自由時報が報じた。
テンセントも優酷も中国の「愛奇芸」(iQIYI)に倣い、台湾の代理業者を利用する形で台湾向けの動画配信を行うとみられる。テンセントの代理業者は既に台北101ビルのオフィスを借り受け、求人などの準備を進めているようだ。
愛奇芸は2016年に台湾子会社の設立申請を行い、経済部投資審議委員会(投審会)が「実質的に中国資本による投資が許されない動画コンテンツサービス事業を行っている」を理由に却下したが、愛奇芸は代理業者を利用することで台湾の規制をかわし、同年から台湾向けの配信を開始していた。
業界関係者は、政府が愛奇芸の手口を見て見ぬふりしてきたため、テンセントや優酷も追随しようとしていると批判した。
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