ワイズコンサルティング・グループ

HOME サービス紹介 コラム グループ概要 採用情報 お問い合わせ 日本人にPR

コンサルティング リサーチ セミナー 経済ニュース 労務顧問 IT 飲食店情報

ボーイング737マックス、台湾も乗り入れ停止


ニュース 運輸 作成日:2019年3月15日_記事番号:T00082474

ボーイング737マックス、台湾も乗り入れ停止

 交通部民用航空局(民航局)は14日、墜落事故が相次いだ米ボーイングの小型ジェット機「737マックス8」と「737マックス9」の乗り入れと空域通過を禁止すると発表した。両機種を使った飛行計画申請も受け付けない。15日付工商時報などが報じた。

/date/2019/03/15/13air_2.jpg中国の航空当局も737マックス8の調査に着手した(11日=中央社)

 3月に同型機の導入契約を予定していた遠東航空(ファーイースタン・エア・トランスポート)の張綱維董事長は、導入見合わせを決定したと明かした。同時に、年末で期限を迎えるマクドネル・ダグラス(現ボーイング)MD機の使用年数を半年~1年延長してほしいと民航局に対し訴えた。

 民航局は、格安航空会社(LCC)のタイ・ライオン・エアが737マックスで台湾に乗り入れていたが、タイ当局は既に飛行を禁止していると指摘。同型機を保有している中国の大手3社については、両岸(中台)線で使用していないと説明した。中国は他国に先駆けて飛行禁止に踏み切っている。

 737マックス8は、2018年10月29日にインドネシアのライオン・エア便が、19年3月10日にエチオピア航空便が墜落事故を起こした。5カ月で2回の事故を受け、飛行禁止措置をとる国・地域が相次いだのに続き、米連邦航空局(FAA)が13日になって、737マックス8、737マックス9の米国空域内と同国航空会社の飛行禁止を発表したことで、台湾の民航局なども追随した。