ニュース 社会 作成日:2019年3月15日_記事番号:T00082484
台湾に中国の協力組織を設立し、スパイ活動を行ったとして、国家安全法違反の罪に問われた中国籍の元留学生、周泓旭被告の裁判で、最高法院は14日、1年2月の懲役刑を科した一審判決に対する被告の控訴を棄却し、刑が確定した。15日付自由時報が報じた。
判決書によると、周被告は台北市の政治大学に在籍していた2014年に、上海での中台交流イベントで中国共産党の職員と知り合い、同職員の指示に従って台湾の政府関係者や社会的に影響力を持つ人物を取り込み、台湾に中国の協力組織を設立した。16年には外交部のある若い職員に、四半期ごとに1万米ドルの報酬が得られる中国の官職を紹介できると持ち掛けていた。
なお、周被告のスパイ活動に取り込まれ、中国から資金援助を受けて台湾に中国の協力組織を立ち上げたとして、同じく国家安全法違反の罪で起訴された統一派政党、新党の広報担当者、王炳忠被告らの裁判について、最高法院は、周被告の裁判とは別に審理すべきとして、台北地方検察署に差し戻した。台北地方検察署は台北地方法院に新たに起訴する方針だ。
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