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iPadタッチパネル、GIS・TPKが受注奪還か


ニュース 電子 作成日:2019年3月18日_記事番号:T00082491

iPadタッチパネル、GIS・TPKが受注奪還か

 18日付工商時報によると、中国のタッチパネル最大手、欧菲科技(Oフィルムテック)が、財務状況の悪化を受けて今年のタッチパネル関連の設備投資を削減し、同事業の縮小を進めている。これにより台湾の同業、業成控股(ゼネラル・インターフェース・ソリューション・ホールディング、GIS)、宸鴻科技集団(TPKホールディング)は、Oフィルムからアップルのタブレット端末「iPad」のタッチパネル貼り合わせ業務を奪還する可能性が浮上している。

 Oフィルムは2017年にiPadのサプライチェーンに加わって以降、低価格を武器に受注を拡大。昨年は「iPad mini」向けタッチセンサーの供給も開始したが、急速な事業の拡大に伴う財務問題が発覚。資金援助を獲得したものの、今年はスマートフォン用カメラモジュールや指紋認証モジュール関連業務に注力し、タッチパネル業務を縮小している。

 iPadは第1四半期、インドなど新興市場で好調な売れ行きを記録しており、GISとTPKは受注の奪還により、業績の前年同期比での成長が見込まれている。