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第3LNG受け入れ基地、区域計画委が計画認可


ニュース 公益 作成日:2019年3月18日_記事番号:T00082501

第3LNG受け入れ基地、区域計画委が計画認可

 内政部区域計画委員会は14日、台湾電力(台電、TPC)の大潭ガス火力発電所(桃園市観音区)向けに液化天然ガス(LNG)を供給するための台湾中油(中油、CPC)の第3LNG受け入れ基地(観塘工業区)について、当初計画を大幅に縮小した開発計画を認可した。CPCが決議事項に沿った補足資料を提出すれば、近く内政部の開発許可が下りる見通しだ。16日付経済日報が伝えた。

 開発が認められたのは当初計画の10%の24.5ヘクタール。環境保護団体が生物礁(藻礁)の生態系保護を訴え、CPCは計画のうちG1、G2、G3区画の開発を取りやめた。

 内政部は、CPCが生物礁の現状を維持すると確約したことに加え、第3LNG受け入れ基地は政府が進めるエネルギー転換で重要な役割を果たすため、計画には必要性と合理性があると判断した。

 第3LNG受け入れ基地は昨年11月の時点で環境影響評価を通過。今年2月末には内政部営建署の海岸審査委員会の審査を通過していた。内政部の開発許可を取得後は、経済部による埋め立て地造成施工審査を経て、着工にこぎ着けることになる。

 CPCはまた、橋脚予定部分には珍しいサンゴ「柴山多杯孔珊瑚」の生息は確認されなかったとしており、施工前に改めて実施する調査で生息が判明した場合でも、橋脚の位置を調整すると説明した。