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嘉義県のパイナップル、価格暴落


ニュース 農林水産 作成日:2019年3月18日_記事番号:T00082502

嘉義県のパイナップル、価格暴落

 17日付中国時報によると、暖冬の影響でパイナップルの収穫期が早まり、嘉義県大林鎮、民雄郷といった生産地での価格が上級品で1台斤(600グラム)当たり5台湾元(約18円)、中級品で3元、下級品で1元前後まで下落している。

 生産者協会の億鑫果菜運銷合作社(嘉義県大林鎮)の責任者、簡源松氏は、台湾全土で現在、1日に500万台斤のパイナップルが収穫されているが、台湾市場向け販売量は150万台斤、海外向けは100万台斤にとどまり、需給バランスが崩壊していると指摘。またある農家は、1分(293.4坪)の土地でパイナップルを生産する場合、5万元のコストがかかるが、現在は4万元でしか売れず、作れば作るほど赤字が膨らむ状況だと語った。

 こうした問題について嘉義県政府農業処の許彰敏処長は、行政院農業委員会(農委会)が対策を講じる他、県政府としても農産物の生産、販売状況をタイムリーに把握し、生産者協会や農家、加工業者と協力して価格の安定を図りたいと語った。