ニュース 電子 作成日:2019年3月19日_記事番号:T00082519
市場調査会社、集邦科技(トレンドフォース)傘下の拓墣産業研究院(TRI)の予測によると、ファウンドリー最大手、台湾積体電路製造(TSMC)は第1四半期売上高が70億2,800万米ドルと前年同期比17.8%減少する見通しだ。世界市場シェアは48.1%の予測。19日付工商時報などが報じた。
TRIはTSMCの減収について、1月末に発覚した化学材料の品質不良問題の他、重要顧客のスマートフォン販売不振を要因に挙げた。
2位以下も▽サムスン電子、27億8,500万米ドル(前年同期比14.4%減、シェア19.1%)▽グローバルファウンドリーズ(GF)、12億3,400万米ドル(18.4%減、シェア8.4%)▽聯華電子(UMC)、10億5,800万米ドル(18.1%減、シェア7.2%)▽中芯国際集成電路製造(SMIC)、6億5,400万米ドル(21.3%減、シェア4.5%)──といずれも減収の予測だ。
TRIによると、ファウンドリー業界の第1四半期生産額は146億2,000万米ドルで、前年同期比約16%減少する見通しだ。TRIは、消費者の需要低迷、インテルのCPU(中央演算処理装置)供給不足、中国経済の減速や、米中貿易戦争の影響で、通年の生産額が異例の前年割れとなる可能性があると指摘した。
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