ワイズコンサルティング・グループ

HOME サービス紹介 コラム グループ概要 採用情報 お問い合わせ 日本人にPR

コンサルティング リサーチ セミナー 経済ニュース 労務顧問 IT 飲食店情報

COF基板の易華電、Q2に8%超値上げへ


ニュース 電子 作成日:2019年3月19日_記事番号:T00082520

COF基板の易華電、Q2に8%超値上げへ

 ディスプレイ用ドライバICの重要部品、チップ・オン・フィルム(COF)基板に供給不足が発生していることについて、同基板を手掛ける易華電子(JMCエレクトロニクス)の黄嘉能董事長は18日、「不足の深刻さは昨年の受動部品に劣らない」と指摘し、第2四半期に8~15%の値上げを実施すると考えを示した。19日付経済日報が報じた。

 現在、COF基板は主に韓国メーカーが供給しており、台湾では易華電子と頎邦科技(チップボンド・テクノロジー)のみが生産している。うち、チップボンドのCOF基板は主にアップルに供給されており、価格は市況を反映していない。

 一方、易華電子は最近の供給不足を受けて▽聯詠科技(ノバテック・マイクロエレクトロニクス)▽奇景光電(ハイマックス・テクノロジーズ)▽敦泰電子(フォーカルテック・システムズ)▽米シナプティクス──といったドライバICメーカーからの受注が増加しており、生産が追い付かない状況の下、値上げを決めた。