ワイズコンサルティング・グループ

HOME サービス紹介 コラム グループ概要 採用情報 お問い合わせ 日本人にPR

コンサルティング リサーチ セミナー 経済ニュース 労務顧問 IT 飲食店情報

台郡科技、高雄5G工場に着工


ニュース 電子 作成日:2019年3月19日_記事番号:T00082523

台郡科技、高雄5G工場に着工

 フレキシブルプリント基板(FPC)メーカーの台郡科技(フレキシウム・インターコネクト)は18日、高雄市大寮区の和発産業園区で、第5世代移動通信(5G)スマート通信事業の運営拠点に着工した。第1期は1年後に完成し、続いて試験生産、稼働する予定だ。投資額は105億台湾元(約380億円)。19日付工商時報などが報じた。

/date/2019/03/19/01flexium_2.jpg鄭董事長(左6)。韓国瑜高雄市長(左7)は、台郡科技の工場拡張は、鴻海精密工業の高雄投資拡大に続くうれしいニュースと語った(高雄市政府リリースより)

 鄭明智董事長は、新工場は5G向けに注力し、高周波(RF)データ通信の最新ソリューションを提供する他、中山大学や台南大学など南部の研究開発(R&D)チームと共同で、世界水準のミリ波(mmWave)技術の開発に取り組むと説明した。

 台郡科技はアップルの主要FPCサプライヤーで、スマートフォンiPhoneなどに供給している。証券会社は、台郡科技は5G研究開発の強化で、iPhoneの5Gモデル向けにも引き続き供給できると予測した。

 新工場は面積6ヘクタール(ha)で、2期に分けて開発する。第2期の完成後、同社の生産能力は倍増する見通しだ。