ニュース 石油・化学 作成日:2019年3月19日_記事番号:T00082529
高雄市政府経済発展局(経発局)は18日、大寮区の華中南路と潮信路の交差点付近の地下に埋設された排水溝を貫く形で、石化輸送管10本が通っているのが見つかったと発表した。石化原料の漏れ出しはなかったが、9本は安全が確認できておらず、検査のため輸送を停止した。関係者は、2014年夏に高雄市中心部で起きた爆発事故を思い起こさせる状況だと指摘した。19日付工商時報が報じた。
排水溝内部は湿度が高く、輸送管が劣化しやすい(同局リリースより)
問題の輸送管は▽台湾中油(CPC)▽中国人造繊維(CMFC、中繊)▽台聚集団(USIグループ)▽台橡(TSRC)▽国喬石油化学(グランド・パシフィック・ペトロケミカル、GPPC)▽大連化学工業(DCC)──の6社が保有するもので、うち9本は高雄市の林園石化工業区から大社石化工業区への石化原料輸送管、残り1本はCPCの林園工場と高雄精製工場をつなぐ石油輸送管だ。
高雄市経発局によると、メーカーのスマート検査ピグによる自主検査で輸送管の異常が検出され、今月8日に問題箇所が見つかった。
高雄市経発局は、メーカーが問題の輸送管の修復・補強を行い、第三者機関の認証を取得し、安全が確認されなければ輸送再開を認めないと説明した。
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