ニュース 医薬 作成日:2019年3月19日_記事番号:T00082532
衛生福利部中央健康保険署(衛福部健保署)による薬価引き下げや原材料値上がりを受け、米製薬大手イーライリリーは、抗うつ剤「プロザック」の台湾市場への供給を4月から中止することを決めた。19日付聯合報が伝えた。
プロザック。数年前にも抗ウイルス薬のゾビラックスが供給中止となっており、懸念が広がっている(18日=中央社)
プロザックの台湾でのシェアは24%で、約1万5,000人の患者が処方を受けている。プロザックが1995年に台湾市場で発売された当時の薬価は1錠48台湾元だったが、後発医薬品の参入などで、今年の薬価は1.96元(約7円)にまで下落していた。
衛福部食品薬物管理署(TFDA)は「プロザックと成分が同じ医薬品が12種認可されており、薬の不足を心配する必要はない」と説明した。
健保署の統計によると、健保給付対象の医薬品のうち4,000種類以上の単価は2元以下だ。このため、業界からは薬価引き下げは行き過ぎとする反発の声も聞かれる。
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