ニュース 政治 作成日:2019年3月19日_記事番号:T00082539
総統選候補を決める民進党予備選に出馬を表明した頼清徳前行政院長は18日、国民党から総統選に出馬する可能性がある韓国瑜高雄市長を「100年に1度の政治の奇才」と称賛した上で、「来年の総統選挙で韓氏と君子の争いを演じたい」と挑戦状をたたきつけた。
頼前行政院長(中)は19日、台南市の台湾首廟天壇に参拝。大勢の支持者に取り囲まれた(19日=中央社)
頼氏は台湾独立派を自称する一方、韓氏は中台による1992年の共通認識(92共識)を堅持する姿勢を示しており、仮に2人が対決することになれば、「台湾独立」対「92共識」という構図がクローズアップされそうだ。
ただ、学識者からは台湾独立色が強い主張が民進党には不利に働きかねないとの指摘もある。
政治大国際関係研究センターの厳震生研究員は「民進党がもし台湾独立という立場にだけ頼れば、支持者が不足する。来年の選挙では米国がどの候補を支持するか表明しなければ韓氏に有利になるが、米国が国民党の路線が完全には米国の利益に一致しないとの認識を示せば、頼氏に有利に働く」と分析した。
シンクタンク、台湾智庫の董立文諮問委員は「中国は民進党を台湾独立派政党と位置づけており、誰が出馬しても中国による反発を受ける。来年の総統選は統一か統一拒否か、併吞(へいどん)か反併吞かを争う選挙になる」と指摘した。
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