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ASUS昨年Q4赤字転落、スマホ不振が直撃【表】


ニュース 電子 作成日:2019年3月21日_記事番号:T00082571

ASUS昨年Q4赤字転落、スマホ不振が直撃【表】

 華碩電脳(ASUS)が20日発表した決算報告によると、2018年第4四半期は純損失28億1,900万台湾元(約100億円)と、09年第2四半期以来の赤字に転落した。米中貿易戦争、インテル製中央演算処理装置(CPU)供給不足の影響の他、スマートフォン不振による62億元の損失計上が主因だ。21日付経済日報が報じた。

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 許先越ASUS共同執行長は、昨年夏に発売したゲーミング(ゲーム用)製品サブブランド「ROG玩家共和国」初のスマホ「ROG Phone」が消費者に好評で、第2世代機種を投入する予定と表明した。ゲーミングスマホは将来性が非常に高く、市場形成に伴い、大きな商機が見込めると指摘した。

 ASUSの携帯電話事業は、3年以内の黒字化が目標だ。

 ASUSの18年通年の売上高は前年比約10%減の3,524億5,200万元、粗利益率は10.6%と前年比3.1ポイント低下。純利益は42億3,500万元で73%減、1株当たり純利益(EPS)は5.7元と、10年に受託生産の和碩聯合科技(ペガトロン)をスピンオフ(分離・独立)して以降で最低だった。