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高雄・仁武産業園区、航空宇宙産業の集積地に


ニュース その他分野 作成日:2019年3月21日_記事番号:T00082588

高雄・仁武産業園区、航空宇宙産業の集積地に

 高雄市政府は20日、同市が航空宇宙産業の集積地として計画する仁武産業園区について、都市計画変更案が19日に内政部都市計画委員会の審査を通過したと発表した。現在、行政院環境保護署(環保署)による環境影響評価(環境アセスメント)の審査作業が進められており、上半期中に産業園区としての登録を進め、早ければ今年下半期に入居企業に貸し出し・売却する用地の予備登記を進める予定だ。計213億台湾元(約770億円)の投資を呼び込み、6,300件の就業機会を創出すると見込まれている。21日付工商時報が報じた。

/date/2019/03/21/16kaohsiung_2.jpg仁武産業園区の予定地。21年にも本格的な生産を開始できる見通しだ(高雄市政府リリースより)

 高雄市政府経済発展局(経発局)によると、仁武産業園区は高速道路の国道10号に隣接し、総面積は74ヘクタールで、うち48ヘクタールが産業用地となる。既存の航空宇宙関連大手メーカーの工場拡張需要を満たすことができる他、航空機エンジンやランディングギア製造の川上~川下までを含む集積地を形成することが可能で、さらに高雄市の金属、機械産業の構造改革を促すと期待される

 台湾航空宇宙産業の2018年生産額は1,207億元で、うち高雄市が3分の1を占めており、既に同産業の重要拠点となっている。