ニュース 政治 作成日:2019年3月21日_記事番号:T00082589
国民党の総統選候補レースで、韓国瑜高雄市長を推す世論が根強いことを受け、国民党中央委員会組織発展委員会の李哲華主任委員は、当初の候補選出方式(世論調査・党員投票併用方式)ではなく、韓市長も含めた世論調査で候補を決定する案を提示した。ただ、既に出馬表明している朱立倫前新北市長、王金平前立法院長が同意することが前提となるため、実現するかどうかは未知数だ。21日付蘋果日報が伝えた。
韓市長は自身の人気について、生活に不満を抱いている人々の共鳴を得ているためではないかと分析している(中央社)
李主任委員は「中央常務委員会の権限付託があれば、4月の党内予備選告示の前に朱立倫、王金平の両氏の同意を得て、韓市長を含む世論調査を行い、勝ち抜いた人物が国民党を代表して総統選に立候補する」と構想内容を説明した。
背景には韓市長が党内予備選に出ないとみられることがある。世論調査で韓市長がトップになった場合には、韓市長に半ば強制的に出馬を迫る構想だが、韓市長は反応を示していない。
韓市長は昨年12月25日に就任したばかりで、総統選に出馬すれば、同時に市政に取り組むことはできないとして、党内予備選には出馬しない意向を表明した経緯がある。しかし、総統選に韓氏を擁立したい勢力が党内にも存在し、世論調査方式という「ウルトラC」の構想がにわかに浮上した格好だ。
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