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LEDメーカー、増産需給への影響限定的


ニュース 電子 作成日:2008年6月19日_記事番号:T00008259

LEDメーカー、増産需給への影響限定的

 発光ダイオード(LED)メーカー各社は第3四半期にかけて相次いで増産を計画しているが、業界関係者は需給バランスが崩れることはないと予測している。19日付工商時報が伝えた。
 
 エピタキシャル基板を生産する広鎵光電(ヒューガ・オプトテック)は、第3四半期に有機金属気相成長(MOCVD)法の生産設備の拡充を進め、年末までに生産能力を現在の月6億5,000万個から10億個に拡大する構えだ。また、LEDパッケージング大手の億光電子工業(エバーライト・エレクトロニクス)は、第3四半期末に表面粘着(SMD)パッケージングによる生産能力を現在の月6億8,000万個から年末には10億個まで引き上げる。
 
 一連の増産で、市場では供給過剰を懸念する声もあるが、業界関係者は「増設した設備の据え付けから生産までは調整などで3カ月がかかるため、今年の増産効果は実際には限定的だ」として、需給バランスは保たれるとの見方を示した。
 
 広鎵の陳進財董事長は、「7~9月期は需要期に当たるため、生産量が増えても市場への影響は大きくない」と述べている。