ニュース 電子 作成日:2019年3月22日_記事番号:T00082593
半導体業界関係者によると、ファウンドリー最大手、台湾積体電路製造(TSMC)が南部科学工業園区(南科)で8インチウエハー工場を増設するのは、車載用ICを生産するためで、アップルが開発中とされる自動運転プラットフォーム「アップルカー」が重要な供給先のようだ。22日付電子時報が報じた。
TSMCの魏哲家総裁は昨年12月、顧客の特殊プロセスの要望に応えるため、南科の第6工場の隣接地に8インチ工場を増設する計画を明らかにした。8インチ工場設置は、2003年の上海市の松江工場以来。
業界関係者によると、TSMCは昨年下半期にグローバルファウンドリーズ(GF)のシンガポール8インチ工場の設備を購入し、TSMCの南科8インチ工場に移設している。TSMCは昨年第4四半期に既存の8インチ工場がフル稼働でなかったのに、8インチ工場を増設するのは、重要な顧客からの受注が内定している証拠とみられている。STマイクロエレクトロニクスなどの車載用IC大手から既に受注している他、自動運転プラットフォーム「アップルカー」が20年に発表されるためと予想されている。
米電気自動車(EV)大手、テスラ・モーターズのイーロン・マスク最高経営責任者(CEO)は以前、アップルカー開発計画はシリコンバレーの「公然の秘密」で、アップルはテスラから人材を多数引き抜き、自動車メーカーや電池メーカー、視覚技術関連メーカーから専門家を引き抜いていると指摘していた。
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