ニュース 石油・化学 作成日:2019年3月22日_記事番号:T00082603
台塑集団(台湾プラスチックグループ)麦寮管理部の陳文仰副総経理は21日、同グループでは人工知能(AI)技術の導入に全力で取り組んでいると表明。最大の生産拠点の第6ナフサ分解プラント(雲林県麦寮郷、通称六軽)に先行導入する方針で、今年はグループ全体で1億7,000万台湾元(約6億1,000万円)のコスト削減が可能と見込む。22日付経済日報が報じた。
麦寮郷の環境監測センターでは、2000年の開設から、40キロメートル四方の大気品質やプラント内の化学物質漏えいなどの監視を続けており、これまでに蓄積された膨大なデータが台プラのAI導入にとって重要な強みとなる。
台プラの主管は、従来は環境監測センターのデータを利用して人間が判断を行ってきたが、今後はAIの導入により、機械に監視、判断を任せることで精度の向上、リスクの低減が期待できると語った。
台塑石化(フォルモサ・ペトロケミカル、台塑化)が六軽に設置する生産設備では既に温度制御にAIを導入しており、毎年1億4,000万元のコストダウンを実現できる見通しだ。
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