ニュース 電子 作成日:2019年3月25日_記事番号:T00082624
ファウンドリー最大手、台湾積体電路製造(TSMC)の劉徳音(マーク・リュウ)董事長は22日、半導体景気は第2四半期以降、徐々に回復するとの見方を示した。昨年はハイエンドスマートフォンの需要が弱まったものの、今年上半期は第5世代移動通信(5G)対応スマホが続々と発売されるとして、「春の新緑が見えるようだ」と述べた。23日付経済日報などが報じた。
劉董事長は、TSIA理事長として、人材育成や知的財産権の保護などに注力すると表明した(22日=中央社)
劉董事長は、世界経済の下振れ、米中貿易戦争の影響、中国経済成長の減速など不確定要素は多いが、景気循環サイクルにとって最も重要なのは応用先の拡大だと指摘した。
化学材料品質不良によるウエハー廃棄問題で第1四半期に61億台湾元(約220億円)の損失を計上したことについて劉董事長は、小さな問題ではなく反省が必要だが、TSMCのねじは決してゆるんでいないと強調した。
劉董事長は23日、台湾半導体産業協会(TSIA)の第12期理事長に就任した。魏哲家TSMC総裁のTSIA第11期理事長任期満了に伴うもの。劉董事長は、半導体産業は22万人が従事する台湾にとって重要な産業で、関連産業を合わせると従業員は75万人に上ると指摘した。
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