ニュース 石油・化学 作成日:2019年3月25日_記事番号:T00082633
老舗の大手化学品メーカー、李長栄化学工業(LCYケミカル、栄化)はこのほど、同社が高雄港の洲際貨櫃中心(大陸間コンテナターミナル)第2期拡張エリアで予定していた敷地面積6.33ヘクタールの石化貯蔵施設建設計画の中止を決定した。24日付経済日報が報じた。
従来、LCYは石化貯蔵施設の設置に数十億台湾元(1元=約3.57円)を投じる計画で、既に港湾運営会社の台湾港務(TIPC)から借り受ける用地の引き渡しを受け、先ごろ整地作業を終えて年内の着工が見込まれていた。
しかし、LCYを買収した米企業ファンド、コールバーグ・クラビス・ロバーツ(KKR)が同計画を改めて評価した結果、投資効果が低いことを理由に中止が決まった。
石化業界と台湾港務は、洲際貨櫃中心・第2期拡張エリアに新たな石化貯蔵専用区を設置し、2021年以降に市街地近くの貯蔵施設を全て移転させることで合意している。このためLCYが計画の中止後、どのような代案を検討しているかに注目が集まっている。
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