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国民党の総統予備選、韓高雄市長に出馬要求へ


ニュース 政治 作成日:2019年3月25日_記事番号:T00082643

国民党の総統予備選、韓高雄市長に出馬要求へ

 国民党は2020年総統選に向けた候補者選考で、有権者の人気が高い韓国瑜高雄市長に来月にも予備選への出馬を半ば強制的に求める方針を固めたもようだ。25日付聯合報が消息筋の話として伝えた。

 韓市長はこれまで市政への専念などを理由に出馬には消極的な姿勢を見せていたが、党中央からの指示にはあらがえないとみられる。

 国民党では既に朱立倫前新北市長と王金平前立法院長が予備選への出馬意向を示しており、韓市長が出馬すれば、三つどもえの争いとなる。

 国民党の過去の総統候補選出方式に従えば、4月上旬にも総統候補指名のプロセスを中央常務委員会で決定し、4月中旬に公告。4月末に立候補書類の交付と党員による署名集めを行い、5月に候補登録、6月に党員投票と世論調査を実施し、7月末の全国代表大会で正式に候補を指名する流れとなる。

 朱前新北市長は「もし韓市長に出馬を要請するならば、(予備選は行わずに)堂々と要請すべきだ。新たな規定を定めない限り、『出馬要請方式の予備選』『予備選方式の出馬要請』というのはあり得ない」と述べ、韓市長擁立を半ば前提にした予備選に不満を表明した。王前院長はコメントを出していない。