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2月の工業生産指数、3カ月連続の前年割れ【図】


ニュース その他製造 作成日:2019年3月26日_記事番号:T00082668

2月の工業生産指数、3カ月連続の前年割れ【図】

 経済部統計処が25日発表した2月の工業生産指数は86.15ポイントで前年同月比1.8%下落、うち製造業生産指数は86.48ポイントで1.75%下落した。いずれも3カ月連続の前年割れだった。統計処は、世界経済の減速、スマートフォンの販売不振が影響したと説明した。26日付工商時報などが報じた。

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 製造業のうち、電子部品業は88.4ポイントで、前年同月比6.14%下落し、過去2年10カ月で最大の下落幅だった。うち半導体業は91.83ポイントで6.1%下落し、液晶パネルと部品業は88.7ポイントで6.95%下落した。統計処の王淑娟副処長は、スマホ販売不振の他、仮想通貨の採掘(マイニング)ブームの沈静化、ファウンドリー最大手の台湾積体電路製造(TSMC)が1月末に明らかにした化学材料の品質不良問題による生産量減少が主因と指摘した。

 この他、機械設備業は80.35ポイントで前年同月比8.9%下落。自動車と部品業は64.71ポイントで2.74%下落した。

 一方、コンピューター・電子製品・光学製品業は97.36ポイントで、前年同月比25.19%上昇し、5カ月連続の2桁成長だった。メーカーの台湾生産拡大などが要因だ。

 統計処は、3月の工業生産指数は前年同月比4~7%減で前年割れが続くと予測した。