ニュース 金融 作成日:2019年3月27日_記事番号:T00082689
イオンフィナンシャルサービス傘下の台湾永旺信用卡(イオンクレジットカード台湾)は26日、5月いっぱいで台湾イオンカードのサービスを終了すると発表した。同社は2002年に台湾初の日系クレジットカード会社として設立されたが、13年に発覚した幹部らによる不適切な会計処理と現金着服の不正行為で金融監督管理委員会(金管会)から新規発行の停止処分を受け、業績が悪化。今年1月の決済金額は1億台湾元(約3億5,900万円)とピークの1割未満に落ち込んでいた。27日付工商時報が報じた。
台湾イオンカードの有効発行枚数残高は1月末時点で約5万枚、うち過去半年以内に利用されたのは2万6,000枚だ。同社は年初に売却先の銀行を探したが、発行枚数が少ない上、同社の提示価格が高かったため拒否されたようだ。同社のサービス終了後、台湾のクレジットカード発行専業会社はアメリカン・エキスプレス(アメックス)と、台湾楽天信用卡(台湾楽天カード)のみとなる。
イオンクレジットカード台湾によると、4月に台湾イオンカードの発行、限度額の引き上げ・キャッシング機能の追加受付などを終了する。カード利用とポイントの付与は5月31日まで、ポイントの交換は7月31日まで可能。利用残高がある場合、請求書が毎月送られてくる。
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