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韓国瑜高雄市長、アモイでも大型契約


ニュース 政治 作成日:2019年3月27日_記事番号:T00082692

韓国瑜高雄市長、アモイでも大型契約

 中国を訪問している韓国瑜高雄市長は26日、福建省廈門(アモイ)市で3,000万米ドル相当の農水産物の輸出契約を結んだ。香港、マカオ、深圳での契約や覚書も含め、総額は52億台湾元(約186億円)に達した。27日付中国時報などが伝えた。

/date/2019/03/27/17han_2.jpg荘稼漢アモイ市長(左2)と握手する韓市長(右2)。両市による都市フォーラムの開催も提起した(高雄市政府リリースより)

 韓市長は「貨出去、人進来」というスローガンを掲げ、輸出と観光客誘致で地元経済振興に取り組んでいる。中国側は中台による「1992年の共通認識(92共識)」に支持を表明している韓市長に大きな手土産を持たせた格好で、韓市長としても成果を大きくアピールしていくとみられる。

 韓市長はまた、大陸委員会(陸委会)が韓市長に罰金50万元の処分を下すことを検討していると伝えられたことについては、「われわれは52億元もの受注に努力したのに、台北(中央政府)が50万元の罰金を科すというのは、頭がおかしいのではないか」と語った。

 このほか、韓市長は2020年総統選への出馬可能性について、「今は高雄の経済を良くしたい。2020年は検討の範囲にはない」と否定した。韓市長が総統選に転じた後、李佳芬夫人が高雄市長補選に出馬するのではないかとの一部観測についても、「完全に中傷で非常に悪質だ」と不快感を表明した。