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胡中国主席、「外交休戦」取り組みに意向


ニュース 政治 作成日:2008年6月20日_記事番号:T00008270

胡中国主席、「外交休戦」取り組みに意向

 
 馬英九総統は18日、台北市の総統府で米ニューヨークタイムズの取材を受け、中台関係は経済正常化を優先的に進める考えを示した。また、台湾の外交空間拡大について、胡錦濤中国国家主席が先週、「必ず良い方策が見つかると信じる」と台湾と繰り広げてきたの承認国の獲得競争で譲歩と受け取れる発言を初めて行ったことに対し、馬総統は「深く同意する」と賛同する考えを示した。20日付工商時報が報じた。

 馬総統は、インタビューの中で「経済正常化は双方の利害が一致するため比較的容易だが、政治問題については共通認識が形成されていない」と政府間の関係正常化には時間がかかるとの認識を示した。その上で、世界保健機構(WHO)加入を突破口としたい考えを語った。

 また、現在171カ国と国交を持つ中国に対し、台湾は23カ国にまで減少しており、馬総統は「これ以上友好国を減らしたくない」と語った。

 馬総統はさらに、外交問題に並ぶテーマとして「台湾海峡の安全問題」を挙げたが、「中国と平和協議に入るには、中国が台湾に向けて設置している1,000発余りのミサイル撤去が前提」と強調した。