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ダルフォン、独で生産強化・越工場建設へ


ニュース 電子 作成日:2019年3月28日_記事番号:T00082701

ダルフォン、独で生産強化・越工場建設へ

 電子部品メーカーの達方電子(ダルフォン・エレクトロニクス)の蘇開建董事長は27日、今年はドイツ工場の生産能力拡充とベトナム工場建設に10億台湾元(約35億7,000万円)を投じることを検討していると明らかにした。28日付経済日報が報じた。

 ダルフォンは先月、自転車組み立てメーカー、世同金属(Kenstone Metal)の株式の60%を7億2,000万元で取得することを董事会で決議した。蘇董事長は、ダルフォンのバッテリー技術と世同金属の自転車組み立てラインを組み合わせることで相乗効果が期待でき、多くの顧客がドイツでの納品を希望していると説明した。

 一方、ベトナム工場は中低価格帯の製品を量産する計画だ。ダルフォンは台湾ではハイエンド製品を生産している。

 ダルフォンの昨年売上高のうち、キーボードが70%、受動部品が22%、電動アシスト自転車(eバイク)などのグリーンエネルギー事業が8%を占めた。蘇董事長は、今年は欧州、日本向けの受注拡大が期待できるため、グリーンエネルギー事業は売上高構成比が20%に高まり、黒字化すると予想。また、グリーンエネルギー事業の売上高は3年後に100億元を目指すと表明した。