ニュース 自動車・二輪車 作成日:2019年3月28日_記事番号:T00082705
自動車大手、裕隆集団傘下で三菱車などの製造販売を担う中華汽車工業(チャイナ・モーター)は27日、董事会で6割の減資案を決議した。6月26日に開かれる定例株主総会で承認が得られれば、早くて10月に実施される見通しだ。28日付工商時報などが報じた。
減資額は83億400万台湾元(約300億円)、減資後の資本金は55億3,600万元となる。減資額と減資幅は自動車関連の上場企業で過去最大だ。
中華汽車の銭経武広報担当は、過去10年の累積利益は281億元、現在の手持ち資金は127億3,700万元、借り入れはゼロで、経営は安定していると強調。キャッシュフローと中長期的発展に影響を及ぼさない前提で、減資により財務パフォーマンス指標の改善、余剰資金還元による株主資本利益率(ROE)の上昇を図ると説明した。
同社は今年、過去3年平均の1.63元を上回る1.7元の配当を予定する。市場関係者は、減資後は1株当たり純利益(EPS)が6元以上に上昇すると予想した。
同社が27日発表した昨年連結売上高は348億7,000万元(前年比10.4%減)、営業利益は18億9,800万元(22%減)、純利益は35億9,300万元(12.5%減)、EPSは2.64元(12.3%減)だった。
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