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ジャイアント、成都工場閉鎖【図】


ニュース その他製造 作成日:2019年3月28日_記事番号:T00082707

ジャイアント、成都工場閉鎖【図】

 自転車最大手、巨大機械工業(ジャイアント・マニュファクチャリング)の杜綉珍董事長は27日、中国四川省の成都工場を昨年末で閉鎖したと明らかにした。1972年の創業以来、海外工場を閉鎖した初のケースだ。28日付蘋果日報が報じた。

/date/2019/03/28/08giant_2.jpg杜董事長(右)は、成都工場は主に中国市場向けだったので、米中貿易戦争とは無関係と説明した(27日=中央社)

 ジャイアントグループの生産能力は中国が半分、台湾が3分の1を占める。杜董事長は、成都工場の閉鎖は、中国の自転車需要が過去4年減少しており、生産能力が過剰となったためと説明した。成都工場は2004年設立で、年産能力30万台。今後は、江蘇省の昆山工場や河北省の天津工場でカバーする。

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 劉湧昌執行長は、電動アシスト自転車の昨年生産額はグループ全体の19%を占め、受注は30%以上増えており、今年は25%まで拡大すると予測した。電動アシスト自転車の今年の利益は、従来型自転車を初めて上回る可能性があると述べた。

 杜董事長は、欧州の電動アシスト自転車需要に応えるため建設中のハンガリー工場は、来年量産を開始する予定だと語った。