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ハイテク産業用水再生処理場、台南で21年完成へ


ニュース 公益 作成日:2019年3月28日_記事番号:T00082713

ハイテク産業用水再生処理場、台南で21年完成へ

 台湾初のハイテク産業向け水再生センター「永康水資源回収中心」が27日、台南市永康区で着工した。2021年3月に完成予定で、南部科学工業園区(南科)の▽台湾積体電路製造(TSMC)▽聯華電子(UMC)▽群創光電(イノラックス)──などに当初は1日当たり8,000トン、最終的に1万5,500トンの再生水を供給する。28日付工商時報が報じた。

/date/2019/03/28/15tainan_2.jpg徐内政部長(右7)。再生水の供給が開始されれば、南部での水不足問題を軽減できる(内政部リリースより)

 徐国勇内政部長は、同センターの完成後、ハイテク産業に水を安定供給できるようになると指摘。TSMCも同センターの再生水の利用に前向きであることから、水質に対する懸念はないと強調した。

 政府関係者は、同センターでは生活排水を再利用すると説明。ハイテクメーカーは利用する再生水中の尿素量に厳格な基準を設けているため、同センターでは薬剤処理によって再生水中の尿素量を5ppb(十億分率)へと生活排水の30ppm(百万分率)から引き下げるという。