ニュース その他分野 作成日:2019年3月28日_記事番号:T00082714
元大宝華綜合経済研究院は27日、今年の経済成長率を2.1%と予測した。昨年9月に予測した2.45%を0.35ポイント下方修正した。28日付工商時報が伝えた。
下方修正は輸出入の伸びが鈍化していることが主因。元大宝華による予測値は、各機関が発表した中で最も低い数字だ。
元大宝華の梁国源董事長は、国際通貨基金(IMF)のラガルド専務理事が最近、世界経済に4つの暗雲が一度に押し寄せていると警告したことに触れ、「4つの暗雲は独立した存在であるように見えるが、実際にはその他のルートで互いに絡み合っている。今後の経済はそれによって衰退しかねない」との認識を示した。
4つの暗雲とは、貿易摩擦と関税引き上げ、金融引き締め、ブレグジット(英国の欧州連合からの離脱)と関連した不確実性、中国経済の減速を指す。
梁董事長は「ポピュリズムが経済の動力を弱め、リスク水準が相乗作用で拡大し、貿易依存型の台湾などに直接影響を与えている。2008年の金融危機以降未解決の構造的問題が再び浮上しそうだ」と指摘した。
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